老犬・老猫の看護/介護から、看取り/供養までの知識を周知。高齢動物医療福祉協会に期待のメインイメージ

2月15日、一般社団法人 高齢動物医療福祉協会が設立されました。資料によると同協会は「高齢ペットと安心して暮らせる社会構築を目指す」とのこと。

17歳の猫と暮らす当スタッフ、これからの猫との暮らしや「別れ」を思うと大きな不安にかられます。どんな協会なのでしょう?22日(金)行われた記者発表会にいってきました。

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老犬・老猫の医療/介護/福祉のプロ3人がタッグ

発表会レポートの前に、まずは高齢動物医療福祉協会の設立メンバー3人をご紹介します。

▼江本宏平さん(31歳)…獣医師。2017年に往診専門病院あさくさワンニャン保健室を開設。2018年に株式会社B-skyを設立し、往診専門動物医療サービスわんにゃん保健室を23区内で開始。

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▼佐々木優斗さん(33歳)…動物看護師/動物看護福祉師。動物看護師としての経験を積んだ後、犬の複合施設にて動物介護を経験。2018年、老犬ホームのマネージャーに就任。ハイスペック老犬ホームの立ち上げに携わる。

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▼齋藤鷹一さん(29歳)…2017年、大森ペット霊堂代表に就任。同年、動物ボランティア団体「友愛の会」結束。ペット霊園の収益を動物のために使う仕組みをつくる。ペットロスへの取組も行う。

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以上のように3人は、老犬・老猫その飼い主たちとつねに接し、彼らから大きな信頼を寄せられてきた経歴の持ち主。違った職種でありながら、高齢ペットを通じておのずとつながったそうです。30歳前後の若手パワーの集結に期待が高まります。

知識さえあれば、老犬・老猫の介護はもらった愛情を恩返しできる時間

さてこの日、一般社団法人 高齢動物医療福祉協会の設立メンバー3人が記者発表の場に現れました。まずは代表理事の江本さんの協会設立の趣旨から。

「当協会の理念は、人とペットの共生の先にあるものが“悔い”にならないよう、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を大切にし、悔いのない最期クオリティ・オブ・デス(QOD)を実現することです。現在、往診専門獣医師として出会うペットの多くが高齢で介護を必要としています。ある家族はみんなで24時間交代交代で介護に徹し、ある一人暮らしの飼い主さんは日中はペットホテル、仕事の後は朝まで介護、土日もすべてそのコの介護に費やしていました」

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代表理事の獣医師、江本さん。

「みなさんのがんばりを見るとすごく励まされ、ご家族のライフスタイルに合う介護の形がありました。悲しいお別れの日を迎えてもみなさんのお顔はとても輝いていました。ペットの介護生活は、やり方や向き合い方さえ分かればペットからもらった愛情を恩返しできる時間です。この時間を感謝の気持ちと愛情でいっぱいにしたい。そういう想いから当協会の設立に至りました。高齢動物とそのご家族の限られた時間を実りあるものにしよう。誠心誠意がんばっていく所存です」

予想どおり当スタッフが求めていた「老犬・老猫のケアや介護の知識」に向けた団体といえそうです。さて、気になる活動内容は…?

老犬・老猫と飼い主に安心を与える、今後の活動とは?

次に専務理事・佐々木さんから協会の活動内容の説明がありました。活動の基本は以下の3つ、とのこと。

  1. 動物看護+動物介護、統一資格の発行
    看護と介護双方の技術を持つ高齢動物特化型の人材を増やし飼い主の相談窓口に。高齢ペットのQOLを考えたQODの選択をより幅広くする。例えば、緩和ケア、根治治療ケア、在宅ケア、通院、施設ケアのより良い選択など。2020年スタート予定。
  2. 高齢者+高齢ペットの地域包括ケア
    人とペットの老老社会にある3つの問題点(①高齢者が高齢ペットがいることで自身のケアが受けにくい②高齢者のペットの相談が地域支援センターやケアマネに。しかし対応が困難である③高齢者のペットケアしている介護支援専門員の負担が大きい)を解決するために協会が地域包括ケアに介入。スタートは都内の特定地域を予定。
  3. ペットの終活の啓もう活動
    QOL重視でQODが軽視されている。飼い主の「悔い」にならない啓もうが必要。高齢ペットの知識や技術、健康寿命の伸ばし方、医療の選択、お別れする場所などをセミナー形式でコンスタントに行う。全国で展開。会員制度や会報の発行、自治体への呼びかけも。
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スライドで活動内容を説明する専務理事の佐々木さん。

以上の中にはすでに実施に向けて動き出しているものがあります。

じつはこの日の翌日、高齢動物医療福祉協会初のセミナーが開催されました。テーマと主な内容は以下。

テーマ:ペットの終活セミナー ~悔いのない最後に向けて~

  1. 高齢ペットとの向き合い方 ~今、できること~ 江本宏平
    高齢期ペットの体調変化、ペットの高齢期に直面する問題(通院、検査・治療、費用)、高齢ペット向け訪問サービス、高齢期に備えた準備…
  2. シニアドッグライフケア 佐々木優斗
    シニアの兆候、身体と心と行動、歩行の介助、食餌の介助、排せつの介助、寝たきりの介助、日常を老化対策に
  3. 生前相談の重要性 齋藤鷹一
    生前相談とは、ペット霊園とは、生前相談のメリット、安置の仕方
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主催:高齢動物医療福祉協会(EMWA) 協賛:株式会社B-sky、大森ペット霊堂株式会社、日本ヒルズ・コルゲート株式会社

残念ながら上記のセミナーには参加できなかった当スタッフ。次の機会はぜひ出席したいと考えています。

発表会の最後、3人と記者たちの歓談の時間が設けられました。このとき当スタッフは、「猫の腎臓病の皮下点滴はセミナーで扱いますか?」と佐々木さんに質問。「もちろん予定しています。また、明日のセミナーでは強制給餌やオムツの作り方からお話します」とのこと。今後の同協会セミナーでは、老犬・老猫に必要となってくるさまざまな自宅ケアが学べそうです。

他の記者たちも3人を囲んでさまざまな質問や話で盛り上がっていました。老犬・老猫への想いをみなさんに感じました。高齢動物医療福祉協会の活動は今後も追っていきます。お楽しみに!

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