小菅不動産:神奈川県大和市のペット可物件「ペット可物件の普及には、お客さまのモラル向上とオーナーの理解がポイント」のメインイメージ

今回取材させていただいた小菅不動産様は、昭和43年9月創業以来、一貫してお客様第一主義を基本に、神奈川県大和市を軸に近隣4店舗を展開している会社です。今日では「大和のことなら小菅に聞け」と評されるまでに。

地域にて、「お客様満足度地域No.1」を目指す一方で、オーナー様の大切な財産である不動産を細心の気配りで管理する立場から「ペット可物件」について、お話をお伺いしました。

ペット可物件は増えていますか。

小菅:微増と、感じています。たとえば、現在このエリアで、新築物件が10棟建ったとすると、ペット可の物件は、そのうちの2〜3棟ぐらいです。ただ、以前は、0〜1棟程度しかなかったことを考えると、増えているという実感はありますね。

築年数が経っている物件をペット可にするケースがありますが、ペット可にしようと言ってすぐにできるものではないです。その物件をペット可にすることを、アパートやマンションに住んでいる方々に1軒ずつ通知し、特に異議がなければ、ペット可物件にする、という業務となります。これまでも、こうした提案を行なって普通の物件をペット可物件にしてきた実績はありますが、時には交渉が必要な場合もあり、決して簡単な事ではありません。

新築の場合は、ペット可にするとやはり人気は高くなり、より入居が促進されると感じています。弊社でもペット人気は承知していますが、犬種などの、犬についての詳しい知識がないスタッフも居ますので、図鑑を作って勉強会をしています。

犬図鑑

多頭飼い、大型犬や猫の飼育についてはいかがですか。

小菅:多頭飼いや大型犬・猫の飼育以前に、そもそも、オーナー様にとっては、ペット可にすること自体のデメリット感が根強いです。仮に、ペット可にしたとしても、トラブルが少ない小型犬1匹までにしたいと考えているケースがほとんど。猫は匂いの問題に加えて、特にひっかきの問題からNGとしているケースが多いです。柱を傷つけると原状回復が難しいからです。また、最近多くなってきた多頭飼い、大型犬の飼育についても、非常にハードルが高く、オーナー様と交渉する場合、リスクがあることを伝えると、受け入れてもらえないというケースが多いです。いずれも、オーナー様の判断の基準としては、ペット可にするデメリットのイメージや先入観が強いのかもしれません。自宅ではペットを飼っているオーナー様でも、いざ自分の物件のことになると、ペット可にしないというケースもあるぐらいです。

多頭飼い、中型犬・大型犬の飼育には戸建ての物件がオススメです。しかし、どうしてもアパート、マンションに住まなければならない場合、米国では、多頭飼いは2頭目から管理費増しにする、という仕組みにして、成功していると聞きます。中型犬、大型犬も同様に管理費増しにしています。客観的に分かりやすく良い方法だと思いました。

ペット飼育・扱いに関する特約

ペット可物件のトラブルはありますか。

小菅:ペット可物件を探して契約されるお客さまは、物件を探す難しさを理解していて、キレイに住んでいただける場合が多いです。やはり、飼い主としてのモラルがキチッとしているからでしょう。そういうことはできるだけオーナー様にも伝えて、お互いの立場の理解を深めていくことが、大事と感じていますし、それが管理会社としての責務だと思っています。キレイに長く住んでいただければ、WIN-WINの関係が続くと思いますし、きっとペット可物件の増加を後押ししてくれます。

反対に、無断でペットを飼ってしまう方は、そもそもルールを無視しているからか、やはりモラルが低く、住み方もよくないため、原状回復時に高額請求を受けるなどのトラブルになりがちですので、注意してください。

新たに物件を建てる時に、ペット可物件へのオーナー様の理解があって、リードフック、水飲み場、上下に分かれたクロス、玄関ゲートを設置する場合があります。しかし、ペットの鳴き声対策として、防音工事を通常以上の水準で行おうとすると、建築費用が大きく増えてしまうのです。そのため、ペット可であっても、防音が強めになっているというケースは少ないです。それを賃料に反映すればよいのでは?と思うかもしれませんが、たとえば、同じ価格設定のマンションがあったとして、ペット可だからといって賃料を上げると、やはり反響が極端に減りますので、賃料反映のケースは少ないです。

単身でペット可物件に住んで犬を飼っている場合、昼間の無駄吠えがあり、帰りが遅いとさらに吠えるケースがあります。これは、家主の居ない間の出来事なので、なかなか気付くことができないのでしょう。生活音のみならず、こういった音の問題は近隣との関係でトラブルになりがちです。

入居審査はどのようになっていますか。

小菅:接客していて、問題を感じるケースは稀です。ペット念書という書類に署名をいただいています。ペット念書には、ペットの写真やサイズ、ワクチン、狂犬病の予防接種などの情報を記載していただきます。お客さまにモラルの向上をお願いすると共に、オーナー様にも状況の理解をいただき、これによりお客さまがペットと住める物件が多くなってくれることを期待しています。


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ペットホームウェブ編集部
ペットホームウェブ編集部 さん

ペットホームウェブ編集部です!ペットについてのいろんなニュースや、ペット可物件についての最新情報を取材してお届けします。

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