猫の腎臓病。皮下輸液を自宅でできるようになりましたのメインイメージ

当サイトスタッフの腎臓病の猫は動物病院で皮下輸液をしています。これに加え、半年前から自宅での皮下輸液を始めました。ようやく慣れてきたので、現在のようすとともにお伝えします。

もしもに備えて、今後のために、自宅で猫に皮下輸液したい

2020年5月、腎盂腎炎により一時は毎日のように皮下輸液をしていた当サイトスタッフの猫(猫の腎臓病ステージ3で腎盂腎炎を発症。あわやという事態に)。回復してからはだいたい週2回の皮下輸液で通院していました。

そんななか「もしも自分や親がコロナにかかったら?」と考えると、「自宅で猫に皮下輸液できるようにならないと…」と思うように。また、腎臓病が進行すると輸液は毎日にもなるので、覚えておくべきことでもありました。

猫 皮下輸液 自宅で

動物病院での皮下輸液

獣医師に相談したところ、動物病院と自宅で交互に皮下輸液することになりました。ウェブ上ではすべて自分でされている飼い主さんも見られますが、愛猫の腎臓病の進行からすると、週1回の通院は以下から必要です。

  1. 食欲減や嘔吐の度合・頻度により、制酸剤の注射などが必要。
  2. 動物病院では輸液でビタミンを補給できる。

猫の腎臓病はビタミンやミネラル、鉄分なども不足します。2.のビタミン補給はサプリでできますが、すでにラプロスや吸着剤、サプリの投与で猫に嫌な思いをさせているので「これ以上増やしたくない」のが本音でした。

自宅で皮下輸液を始めてみたら…

自宅で皮下輸液を始めたのが2020年10月。始める前に獣医師から手順とコツを教えてもらいました。いつも見ていたので「できる」と思い、実技指導はなし。すると案の定、始めからスムーズにいくはずもなく…。自宅で、しかも飼い主1人でやる猫の皮下輸液は、こんなことをクリアしながらやっとできるようになりました。

輸液セットが接続できない(初回)

初回は猫の皮下輸液で使う①輸液バッグ ②点滴チューブ ③翼状針の接続がすんなりいかず。どちらの先をどれにつなげるのかネットで検索してようやくできました。

猫 皮下輸液 自宅で

左から、点滴チューブ、翼状針、輸液バッグ、アルコールコットン

猫 皮下輸液 自宅で

輸液バッグは室内物干しにS字フックで吊るす

接続してから「輸液バッグの温め」を忘れていることに気付き、せっかくつないだ輸液バッグと点滴チューブを外して湯煎しました。

猫 皮下輸液 自宅で

猫が「伏せ」してくれない

猫に皮下輸液するのは高さ調節が利くテーブルの上。吊るした輸液バッグの下まで移動させ、猫ベッドと洗濯ネットを置いて猫を洗濯ネットに入れます。しかし猫が「伏せの体勢」になってくれません。動物病院では診察台でペタンとなっているのに…。やはり病院と自宅では猫のようすが違います。これで困ったことが…。

猫 皮下輸液 自宅で

左手は針を刺し、右手は首元を掴んで動かないように

針がうまく皮下に刺せない

猫が座っていると背中が丸くなるので、翼状針を刺す肩甲骨あたりの皮膚が十分引っ張れません。引っ張りが足りないまま刺すと、針の角度が悪いようでうまく皮下に達しないことも。これは輸液の落ち方でわかるのですが、刺さっている深さや角度を変えてみたり、刺し直しすることになります。

猫 皮下輸液 自宅で

こちらが翼状針

この間猫は、鳴いたり逃れようと動きます。やはり痛かったのでしょう。私も輸液中猫が動くことで針先が皮下の筋肉に当たるのではないかと緊張の汗が噴き出しました…!

始めの頃は猫があまりに嫌がるので、規定の分量が落ちる前にあきらめたこともありました。翌日、針を消毒して残りの輸液を入れましたが、あとで獣医師に聞いたら「それはやっちゃダメ」とのこと。やはり、一度使った針は再使用NG。次からは予備の針をいただきました。

背中から輸液が漏れることも

針を抜いた後は針孔をしばらくつまんで塞ぎます。が、針にキャップをかぶせる間に、猫がテーブルから降りようと動くのでなかなかできません。すると、せっかく入れた輸液が猫の背中に漏れ出すことも。大量に出ることはないですが、始めはかなり焦りました。

猫が慣れてきてくれた!

以上のように、私と愛猫の場合は自宅での皮下輸液は簡単ではありませんでした。始めた当初は毎回緊張して汗ダラダラ。自宅でやる日は「やだなぁ…」と憂鬱になりました。何よりも自分の下手さで猫に痛い思いをさせているのがつらかった…。

それでもなんとかやってきたら、少しずつ針の持ち方などのコツを掴んできて、猫が動いても焦らなくなりました。と同時に猫も慣れてきたのか、降りようとしたり、回ろうとしたりはしなくなりました。今では輸液する日が憂鬱ではありません。

現在はステージ3の後期

愛猫には動物病院と自宅での皮下輸液を続けているほか、ラプロス(腎臓の血流を促進:1日1錠)、吸着剤等を1日1~2種(カリナールコンボ/ネフガード/アゾディル/プロネフラのいずれか)、ペットチニック(貧血対策サプリ)を投与しています。以下が昨年7月からの血液の腎臓病に関する各数値ですが、やはりどれも少しずつ上がってきています。

尿素窒素
BUN
クレアチニン
Cre
リン
P
2020/7/25 92.1 3.31 4.9
8/24 101.2 4.63 5.9
9/ 28 113.0 3.89 6.5
11/26 119.4 3.04 6.8
2021/1/30 104.6 4.18 6.7
4/8 110.6 4.30 5.2

猫の腎臓病ステージの目安となるクレアチニン値は以下となるので、愛猫はステージ4にかなり近いステージ3後期です(クレアチニンは筋肉量により違ってくるので正確な判断とは言えません)。

ステージ1 ステージ2 ステージ3 ステージ4
Cre <1.6 1.6~2.8 2.9~5.0 >5.0

ステージ3後期といっても、現在の愛猫は食欲もありキャットウォークに上るなど元気にしています。嘔吐はあって週1回程度。しかし獣医師は「いつ食欲がなくなってもおかしくない数値。ギリギリだと思う」とのこと。

ちなみにフードはというと、腎臓病療法食はたまにあげる程度です(やはりあまり好きではない)。獣医師からは「食べないのが一番よくない。療法食を無理にあげるより好きなものをあげてください」と言われているので、良質そうで好んで食べてくれるフードを与えるようにしています。

来月はいよいよ20歳です!元気なようすをお伝えできれば幸いです。

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この記事を書いた人

ペットホームウェブ編集部 中根
ペットホームウェブ編集部 中根 さん

友人宅で生まれたキジトラの♀猫を生後2か月で養子に迎えてから早17年。猫の飼育では、避妊手術の時期の遅れから乳腺腫瘍を発症させてしまったことを海より深く反省。犬の飼育では、実家の3代目の犬が子犬だった頃に「ワッ!」と驚かせて嫌われてしまったのを後悔している。趣味は映画鑑賞ときどきライブ。

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