【更新料】賃貸物件の更新料は首都圏だけのもの?何につかわれる費用なの?のメインイメージ

賃貸のお部屋の多くは2年間の契約期間が基本。2年以降も同じ部屋に住みたい場合は、「更新手続き」をします。その際、首都圏では「更新料」がかかることが多くなりますが、どうも他の地域では違うようです。そもそもこの更新料、みなさんは何につかわれている費用なのかご存知ですか?

更新料はおもに首都圏、京都などの慣習です

住んでいるお部屋の契約満了後も住み続けたい場合、「更新料」が必要になることがあります。これは、部屋を借りた人(借主)が部屋を貸す人(貸主)に支払う費用で、賃貸借契約期間(2年)ごとに支払うことになります。
じつはこの更新料、おもに関東や京都などで実施されている商習慣で、まったくない地域もあります。ちょっと古いデータになりますが、国土交通省「民間賃貸住宅に係る実態調査」(2007年6月)の調査をまとめると、以下のように各県で大きな差があることが分かります。このとき、更新料を徴収している割合が一番高いのは神奈川県(90.1%)、一番低かったのは大阪府と兵庫県(0%)でした(有効回答175社のなかで)。

更新料 賃貸

「民間賃貸住宅に係る実態調査」(「賃貸住宅の市場慣行」有効回答175社)より作成。

国土交通省が毎年行っている「住宅市場動向調査」(平成26年度)にも、関東(首都圏)の「更新料あり」物件の割合が高いことが分かります。2014年に契約で「更新料あり」としていた割合は、首都圏66.1%、中京圏15.6%、近畿圏11.0%でした。

三大都市圏別「更新料あり」の割合 「住宅市場動向調査」(平成26年度)より作成

首都圏
(埼玉・千葉・東京・神奈川)
中京圏
(岐阜・愛知・三重)
近畿圏
(京都・大阪・兵庫)
2010年 64.7 6.8 11.4
2011年 61.6 15.2 9.6
2012年 56.2 12.4 33.8
2013年 58.0 11.8 11.0
2014年 66.1 15.6 11.0

更新料は何のための費用?

首都圏ではおよそ6割の物件にある更新料は、そもそもどんなことに使われているのでしょうか?同じく、国土交通省「民間賃貸住宅に係る実態調査」(2007年6月)によると、以下のような結果が出ています。

更新料の用途 ※「民間賃貸住宅に係る実態調査」(2007年6月)より作成

1.一時金収入として見込んでいる 53.0%
2.長年の慣習 50.4%
3.家賃が低い分の収入を確保 21.4%
3.その他 21.4%
4.損耗を補修するための財源 20.5%
5.一時金を払えない人は不安 14.5%
6.大規模修繕のための財源 6.0%
7.立退き料の支払いなどへの備え 4.3%

なんと更新料は、「一時金収入」や「長年の慣習」で物件オーナーや不動産会社に支払われていることが分かりました。以上の調査には出ていませんが、ペットの飼養を許可する代わりに「更新料あり」としてる物件も時々見受けられます。

「契約更新のための書類の手続きだけで家賃1~2ヶ月分を支払うのだとしたら、納得がいかない」とおっしゃる方もいるでしょう。このように、地域や部屋を貸す側の都合によって左右される更新料は、これまで度々トラブルになってきました。

「消費者契約法」第10条が2000年(平成12年)に制定されてからは更新料をめぐる裁判がいくつかありました。2011年の最高裁判決では、「部屋を借りる人と貸す人の間で明確な合意がある場合、更新料は高額すぎるなどの特別な事情がない限り有効とされ、話題となりました。

更新料 賃貸

最高裁判決で、更新料は「高すぎなければ有効」に。

賃貸借契約で「更新料」について注意することは?

前述のように、首都圏ではおよそ6割の賃貸物件にある更新料。長く住むのであれば「更新料なし」のほうがリーズナブルだと思ってしまいますが、そのぶん家賃が高めになっていたり、敷金・礼金が多かったり、原状回復費用の負担が大きいかもしれません。くれぐれも、他の費用とのバランスで判断することが重要です。

とにかく「納得できなかったら契約をしない」こと。ややこしい上、貸し手市場だった時代の名残りともいえる更新料。最高裁判決では有効と出ましたが、今後、更新料という商慣習が続くかどうかは、お部屋を借りるみなさんの動向次第です。

ペットホームウェブでは、物件詳細ページの「備考」欄に更新料についての記載があります。必ずここをチェックし、記載がない場合は、お問い合わせの際に不動産会社に聞いておきましょう。

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東京23区 「更新料なし」(キーワードに含む)物件はこちらから!


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