あなたの近所にもいるかも!『さくらねこ』って知っていますか?のメインイメージ

周囲に大の猫好きを公言してはばからない私が、ある日、都内のとある住宅街を散歩していたときのこと。
路地裏の広場で日向ぼっこをする猫たちを発見!即座に彼らをロックオンした私は、彼らを怖がらせないよう様子を伺いながらゆっくりと近づき、しばらくほのぼのと眺めていました。

すると、ふと、彼らの耳が少し変わった形をしているのに気付きました。どの猫もほんの少しだけ片方の耳の先っぽが欠けているのです。
不思議に思っていたところ、近くを通りがかったご近所の女性が声をかけてくださり、猫たちの耳の事情について教えていただけました。

その方のお話によると、以前その地域では野良猫があまりに増え過ぎてしまい、自治体で問題になったことがあったのだそうです。慎重な話し合いの末、その自治体では野良猫たちを保健所に送って解決するのではなく、捕獲して去勢・避妊の手術を施し、再び地域に戻すという方法を試してみることにしたのだとか。

地域の方々からも「殺処分よりは…」と、活動と野良猫へのご理解をいただいたのだそうです。

家に帰ってから調べてみると、今回の自治体のケースと同様に、野良猫の殺処分数減少を目指す自治体が増えていることが分かりました。
この方法では、一度手術を行った猫を何度も捕獲してしまわないよう、手術の際、目印として耳の先っぽをほんの少しカットします(※麻酔してから施術するので、実際に猫たちが痛い思いをすることはありません)。

カットした後の耳の形がさくらの花びらに見えることから、施術後の猫たちには『さくらねこ』という愛称がつけられています。写真の猫たちをよく見ると、右耳が『さくら』のようになっていますね。

野良猫の殺処分を減らすには去勢・避妊手術が有効です。耳のカットには賛否があるかもしれませんが、ご近所の方に可愛がられてのんびりと生活している『さくらねこ』たちの様子を思い出すと、「殺処分にならなくてよかった」という思いが湧き上がってきました。

人も猫も同じ地域に住む者同士、うまく折り合いをつけながら一緒に暮らしていくためにはどうすればいいのか、みんなで考えていけるとよいのではないでしょうか。


公益財団法人 動物基金『さくらねこ♥TNRとは』

 


さくらねこ
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この記事を書いた人

ペットホームウェブ編集部 田中
ペットホームウェブ編集部 田中 さん

ペットホームウェブ編集部の猫好きライター。愛猫「ミルク(♀/12歳)」を実家に残し都内で生活中。猫との暮らしを夢見つつ、不足しがちな猫成分を近所の野良猫との交流で補う日々を送っています。

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