
みなさんは、愛犬・愛猫のお世話をペットシッターさんに依頼したことがありますか?「家に入られるのはちょっと…」「うちのコには持病があるから…」などとためらう気持ち、よくわかります。でも「もしものとき」頼りになるのは…?
そこでモフマガスタッフは、プロのペットシッターさんを直撃。飼い主目線であれこれお聞きしてみました。
目次
ペットシッターHana-mamaさんに聞いてみた!
今回、オンライン取材させていただいたのは、大阪市西区を拠点とするペットシッターHana-Mama (はなまま)さん。まずはスタッフ/代表の八木さんの活動エリアとシッティング可能なペットについてお聞きしました。
「営業エリアは、Hana-mamaの店舗がある西区が中心です。難波や梅田といった繁華街に近く、オフィスやマンションが立ち並ぶ地域です。ときどき北区と福島区、その他大阪市内、その近郊まで行くこともあります。対応しているペットは犬猫がメイン。小鳥、うさぎなどの小動物もお世話します。爬虫類などは種類や内容に応じて対応しています」
八木さんのプロフィールには、愛犬のハナちゃん、愛猫のるいくんとふうちゃんの3匹のことが書かれています。
「ペットシッターになったのはやはり動物が好きだから。物心ついたころから動物が身近にいました。ペットは私にとって兄弟、時には親代わりでした。また長年小学校に勤め、うさぎ、小鳥、ハムスターなども子どもたちと育てて来ました」
- るいくん
- ふうちゃん
“留守宅に上がられる抵抗感”への対応策
“ペットシッターに抵抗がある”という人は、「鍵を預ける」「留守宅に上がられる」ことへの不安をお持ちではないでしょうか?そこで八木さんに、こういう方々が安心感を持つためにできることや対応策からお聞きました。
「みなさんが感じる不安はごもっともです。ペットシッターは、動物取扱責任者の資格を持つ者が都道府県や政令指定都市に登録し、責任を持って営業しています。行政機関ホームページには動物取扱責任者の登録名簿が公開されていますので、ご確認されるとよいと思います」
Hana-mamaさんをはじめ、ほとんどのペットシッターサービスでは「事前打ち合わせ無料」としています。利用前に面談して「この人で大丈夫かどうか」を判断するためです。
「このときシッターの登録証またはそのコピーをご確認してもかまいません。
預けている鍵が他者に悪用されてしまう可能性は?シッターさんはどのように鍵を扱っているのでしょうか。
「お世話訪問までの期間は事務所(自宅)の金庫の中に保管します。
- どこのお宅の鍵かわからないように保管
- 鍵は耐火性と重量を兼ね備えた金庫へ
なるほど。鍵がもしも盗まれた場合を想定した保管をされているのですね!これなら安心です。
ペットシッターのコロナへの対応
このコロナ禍で、一人暮らしでペットを飼っている人、家族にペットのお世話を任せられない人は、「自分がかかってしまったら、ペットシッターさんにお願いできるの?」と調べてみた人がいるかもしれません。私もその一人。答えは分かっていますが改めてお聞きしました。
「申し訳ありませんが、ペットシッターはいろいろなお宅へおじゃましますので、新型コロナにかかってしまった方のペットのシッティングはできません。保険局の指針に従っています」
やっぱりそうですよね。では今、通常の業務ではどのような感染防止策を?
「”お客様のお宅にウィルスを持ち込まない”をモットーに、マスク、使い捨て手袋、エプロンを着用してお世話しています。お散歩から帰ったときは手洗いとアルコール消毒、退出の際は次亜塩素酸ナトリウム希釈液でシッターが触れたものを消毒しています。お部屋に入る前靴下を履き替えます。
八木さんのお世話のスタイル(室内)がこちらです↓

使い捨てエプロン、使い捨てシャワーキャップ、ゴム手袋、マスク着用
ちなみに以下がシッティング訪問する際の持ち物だとか。こんなにたくさん!
- 使い捨てエプロン
- シャワーキャップ
- ゴム手袋
- マスク(着用のまま)
- 替え靴下
- アルコール消毒液
- 次亜塩素酸水
- 臭いが漏れにくいビニル袋
- ペーパーナプキン
- ウェットティッシュ
- シッティング聞き取り表(
飼い主様が日頃なさっているお世話を聞き取りしたもの) - リード(ワンちゃんのお散歩をする時、
ダブルリードで行きます。) - 報告書用紙
病気のペット、老犬老猫のお世話について
じつは昨年、モフマガスタッフは初めてペットシッターさんに猫のお世話を依頼しました。18歳の腎臓病の猫だったので「断られるかも?」と思いましたが、安定した状態だったので依頼できました。Hana-mamaさんでは病気や高齢のペットへの対応はどうなのでしょう?
「私の場合、動物介護・看護の資格と経験がありますので、できる範囲でお引き受けしています。投薬やサプリ投与なども行っています。留守中のお世話だけでなく、老犬老猫、病気の犬猫の介護や看護もお手伝いします」
八木さんの先代犬は20歳のご長寿だったとか。その後、現在の保護犬、保護猫を迎える傍らで猫を保護して譲渡先を探すという保護活動も行っているそうです。
「愛犬のハナは元繁殖犬で兵庫県の保護団体さんから譲渡していただきました。保護された時は栄養状態が悪く歯周病も進んでいたのですべて歯を抜歯をしました。必要最低限のしつけもされていなかったので今もいろいろ奮闘努力中です。ハナとのお散歩中、背中にひどいケガをした状態で保護したのがふうなんですよ」
だから八木さんは、病気やケガをした犬猫や老犬老猫のお世話スキルが高いのですね。納得。
忙しいときのお散歩代行から飼い主の“もしも”に備えて
今年は新型コロナ感染症によりこれまでの生活がガラリと変わりました。愛犬愛猫と暮らす私たちが改めて気づいたのは「いつ自分や家族に何があるかわからない。そのときこのコのお世話は…?」ということ。
突然の入院、急な外出、思いがけないトラブル。そんなとき「いつものペットシッターさん」がいたらペットにストレスをかけずに済みますよね。
「動物病院の送り迎えやお散歩代行など、留守中のお世話以外のご依頼も大歓迎です。面談(初回打ち合わせ)だけでもしておくと、急なご依頼に対応できますので」と八木さん。

おなじみワンちゃんとお散歩!
- もしもに備え片手ずつ持つダブルリードに。
- 引きの強い犬の場合、リードをベルトに固定。
もしかしてみなさんの中には「ペットのことは私じゃないとダメ」と抱え込みすぎている人がいるかもしれません。まずはちょっとしたお願いからペットシッターさんを頼ってみてはいかがでしょう?それが「もしものとき」への備えになるなら、みなさんの気持ちに余裕ができるはずです。
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